手を上げて横断歩道を渡りましょう

かつて学校でも教わった交通標語の一つに、「手を上げて 横断歩道を渡りましょう」――がある。
ところがこの横断方法は1978年、警察庁がつくる交通安全の教則からは削られ、「車が通り過ぎるまで待つ」などに変更されていた。

詳しい経緯は、当の警察庁もよく分からないという。
「手を上げれば渡っても大丈夫」という思い込みにつながり、かえって危ないのでは。
そんな懸念があったのかもしれない。

この「手を上げ横断」が今年4月、「交通の方法に関する教則」の改正で43年ぶりに復活した。
各地の警察は新しい教則を参考に、交通安全教育や指導を行っている。

2021年10月25日付 日本経済新聞朝刊

そう言われてみれば最近はあまり見たり聞いたりしなくなりましたね、この標語。
そうかぁ、削られていたのか…。

以前も記事にしましたけど、横断歩道を渡ろうとしている人がいたら車は止まらなきゃいけないんですけどね。
それが徹底されていれば別に手を上げる必要もないんですけど、ルール通りに止まったら追突されたりクラクションを鳴らされたりする時代ですから仕方ないのかなぁ。
明らかに手を上げている歩行者がいれば止まるのが普通のドライバーですしね。

普段は車がメインという人も、一度街を歩いてみるといいですよ。
信号機のない横断歩道で渡ろうとしていても、マジで車は止まりませんから…。

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