【ゲーム業界】脱・新作頼み

ゲームは水もの。
ゲームソフトは当たり外れが大きく、制作会社の業績は浮沈を繰り返してきた。
それが、この数年間で急速に安定感を増している。
スクウェア・エニックス・ホールディングス(HD)、カプコンなど大手4社で顕著だ。
着実に利益を稼ぐ経営への転換は長期マネーを呼び込み、株主の顔ぶれにも変化が出ている。

2021年10月2日付 日本経済新聞朝刊

記事の中では安定感が増した原因として「ゲームソフトの売れ方のサイクルが変わった」ことを上げています。
新作が発売直後にドカンと売れるのではなく、旧作がコンスタントに売れ続けるようになったと指摘しています。
リアル店舗には出回りにくい旧作でもダウンロード販売なら新品(ただのデータを新品と言っていいのかどうかはこの際置いておいて…)が手に入りますしね。

記事が間違っているとは言わないですけど、個人的には「新作がつまらないもしくは出ないから旧作に手を出すしかない」ってのが理由なんじゃないかなって思っています。
旧作なら価格も安くなっていることが多いですしね。

私はPS5を持っていますけど、それでプレイしているのはPS4のソフトばかりです。
しかも発売から時間の経った「旧作」ばかり。
理由は前述の通り、PS5でプレイしたいと思える新作が一つもないから、です。

「脱・新作頼み」と言うよりは「頼りになる新作がない」という表現の方が現状にマッチしている気がします。
ゲーム機の性能に頼り切った、薄っぺらな内容のゲームが多いように思うんですよねぇ。

ここで言う「旧作」って昔は「新作」だったわけですよね。
売れ方のサイクルが近い将来も変わらないとしたら、今の「新作」が数年後にコンスタントに売れ続ける「旧作」にならなきゃいけないわけですけど、そんな「新作」が今存在しているか、って話になるんじゃないかなぁ。
数年後でも売れ続けているであろう今の「新作」、皆さんは何か思い当たりますか。🤔

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