現在のスーパーコンピューターの15億倍もの性能をもつ次世代コンピューターの登場が現実味を帯びてきた。
米グーグルが現在のスパコンでは困難な問題を簡単に解ける量子コンピューターの開発にメドをつけたためで、産業や金融から軍事までそのかたちを一変させる可能性を秘める。
実用化にはまだ20~30年かかりそうだが、人工知能(AI)と組み合わせて影響は世界に及ぶ。
開発に向けた攻防は国家の覇権を左右する。2019年10月25日付 日本経済新聞朝刊
量子コンピュータ。
昔から言葉だけはよく聞いていたんですけど、ようやく何かが見えてきた感じなんですかねぇ。
現在の最先端のスーパーコンピュータが約1万年かかる計算問題を3分20秒で解いたそうです。
今までは「遅すぎて諦めていたこと」が可能になるわけで、どういったものが生み出されるのか、期待が高まりますね。
逆に「遅いから成り立っていたこと」が成り立たなくなるわけで、こちらは結構大きな問題になりそうです。
具体的には暗号です。
現時点でも解読することは可能なのですが、極めて長い時間がかかるから結果が出た時には用がなくなっているということで成立しているものが、あっという間に解かれるとなるといろいろとヤバいですよね。😨
過ぎたる力は使い方を間違うととんでもないことになりますからねぇ。
正しい方向に使ってもらいたいものです。