インターネット検索サイト「グーグル」の検索で表示される逮捕歴の削除が争われた仮処分の申し立てで、最高裁は1日までに、検索結果の削除を認めない決定をした。
「プライバシーを公表されない利益が、サイト側の表現の自由より明らかに優越する場合だけ削除できる」などとする基準を提示。
検索サイトの公益性を重視し、削除に高いハードルを課した。
2017年2月2日付 日本経済新聞朝刊
これは…なかなか難しい問題ですねぇ。
提示された基準ってのがそもそも曖昧ですしね。(^^;)
この決定に対して「ジンケンガー、ジンケンガー」って騒ぐ連中も湧きそうですね。
これとは逆に「忘れられる権利」ってのもあるみたいで、欧州司法裁判所が削除を命じた判例もあるんですよね。
今回はこれについては触れなかったようです。
なんでもかんでも検索される時代になっちゃったもんなぁ。
入社・転職の際、その人のSNSを人事担当者が検索とか当然のようにやってるみたいだし。
「ネットに出ちゃったら回収不可能」ってのは常に意識していないといけない時代になってしまいました。